事業再構築補助金に特別枠が創設!補助率が最大3/4に
3月から申請が予定されている今年の最注目の事業再構築補助金ですが、
2月4日、経済産業省から「特別枠」の創設が発表されました。
事業再構築補助金の特別枠について
- 事業再構築補助金の特別枠とはなにか?
- 特別枠を使うための条件
- 特別枠のメリットとは?
- 事業再構築補助金の申請方法
について解説します。
事業再構築補助金の特別枠とは?
事業再構築補助金の特別枠とは
緊急事態宣言の影響を受けて売上が減少した企業に対して、補助率がアップする仕組みです。
特別枠を使うと補助率が
中小企業 2/3 → 3/4
中堅企業 1/2 → 2/3
へとアップします。
ただし、補助率アップする金額は、従業員によって以下のような上限額が設定されいます。
事業再構築補助金の枠の中で一部補助率がアップするイメージです。
5人以下の会社でも、500万円の投資が125万円で済むというのは非常に魅力的ではあります。
ちなみに事業再構築補助金の上限額は以下のようになっています。
特別枠を使うための条件
事業再構築補助金の特別枠を使うためには
- 令和3年1月~3月のいずれかの売上が前年比(または前々年比)30%以上減少
の条件をクリアする必要があります。
2年前までさかのぼって比較できますので
コロナの影響が大きかった飲食店、旅館・ホテル、小売店などの業種は当てはまりやすいです。
そのほかに事業再構築補助金を獲得するためには、
- 申請前直近6か月のうち任意の3か月の合計売上高がコロナ以前と比較して10%以上減少
- 事業計画を認定支援機関と策定
- 事業終了後3~5年で付加価値額または従業員一人当たり付加価値額の年率平均3%以上の増加
といった条件を満たす必要があります。
ただ売上が減っているだけではダメで、きちんとした計画をもとに回復に見込みがある企業だということを
示す必要があります。
特別枠のメリットとは?
特別枠では、補助率が
中小企業 2/3 → 3/4
中堅企業 1/2 → 2/3
へアップするのがもっとも大きなメリットですが、
他にも
- 審査・採択までが早い
- 特別枠で不採択でも通常枠で再審査を受けることが可能
といったメリットがあります。
特別枠で申請すると、
補助金を使った事業を早く進められ、採択される可能性も高くなる
ということになります。
事業再構築補助金の申請方法
最大で1億円もの補助金が受けられる事業再構築補助金ですが、
申請は、通常枠、特別枠ともにjGrants(電子申請システム)での受付を予定しています。
つまりオンライン申請だということです。
このjGrantsを使うためには、GビズIDというものが必要になります。
IDの発行には、2週間ほどかかりますので、申請を検討する場合は先にGビズIDを取得しておきましょう。
GビズIDの取得は以下のページから申請書を発行して印鑑証明書とともに郵送をします。
詳細な必要書類については、まだ発表がされていないので発表され次第こちらのページで案内します。
まとめ
事業再構築補助金の申請については、特別枠がかなり有利な条件となっています。
申請をする場合には、まず特別枠の条件に当てはまるかどうかを検討してください。
今後の補助金申請のためにもGビズIDは早めに取得しておいてください。
1980年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了後、研究所研究員、プロギタリストを経て司法書士・行政書士として「司法書士・行政書士事務所 ローライト湘南」を運営。専門は法人設立、融資サポート、営業許可、不動産活用。法令知識と経験で企業の問題解決のコンサルティングを行ってます。
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